加工食品やインスタント食品が亜鉛不足の原因になる理由

亜鉛不足は、私たちの体に様々な不調をもたらしてしまいます。

亜鉛不足を引き起こす原因に、インスタント食品加工食品に偏った食事があげられます。

なぜ、インスタント食品や加工食品に頼ってしまうと亜鉛不足になるのか原因をまとめましたので参考にしてください。

加工食品やインスタント食品が亜鉛不足の原因になる理由

ほとんどの加工食品に含まれているポリリン酸などの食品添加物には、亜鉛を体外から排出してしまう働きがあります。

ポリリン酸は、ちくわやカマボコなどの練り物食品をはじめとして、清涼飲料水などにも含まれています。

弾力性を増したり、変色防止、舌触りをよくするために添加されている物質です。

また、フィチン酸という天然物質には亜鉛の吸収を妨げる作用があります。

フィチン酸はつけものやパン、醤油などに含まれています。

こちらも変色や変質を防止して、発色を良くするために添加されています。

このように、加工食品の摂取によって亜鉛不足が起こります。

 

インスタント食品には亜鉛がほとんど含まれていない

インスタント食品の食品添加物も影響していますが、それ以前にインスタント食品にはほとんど亜鉛が含まれていないことが亜鉛不足を引き起こす原因になります。

スナックやインスタント食品は手軽で食べやすいので、若い人に好まれますがこればかりでは亜鉛が十分に摂れなくなってしまいます。

亜鉛は体内では合成されないので、食品から摂取する必要があります。

昔は土壌中のミネラル分が豊富だったので、その土地で採れたものを食べていれば亜鉛は十分摂取できました。

しかし、最近では土壌中のミネラルが少なくなった土地が多くなり、さらに加工食品やインスタント食品ばかりの食事をすることで亜鉛が不足しやすくなっています。

こういった理由が現代人の亜鉛不足の原因の背景にあります。

 

普段の食事だけで推奨量を満たすのは難しい

1日の推奨量は男性12mg、女性10mgと言われていますが、普段の食事からだけだと日本人は6〜9mgしかとれていません。

しかもこれは平均であって、亜鉛がほとんど含まれていない食べ物ばかり摂取している人はさらに摂取量が少ない可能性があります。

亜鉛が多く含まれている食品である、かきチーズ豚肉牛肉などを積極的に食べるように心がけ、不足分はサプリメントなどを利用してみましょう。

 

ストレスが原因で亜鉛不足が起こる理由とメタロチオネイン

メタロチオネインは、金属タンパク質の一種で肝臓で作られています。

亜鉛の体内貯蔵に関わっていて、体内に亜鉛を貯蔵しておくために必要なタンパク質です。

また、鉛や水銀、カドミウムなどの有害金属の解毒作用もあります。

 

ストレスが増加すると亜鉛の消費も増えてしまう

メタロチオネインは妊娠などの肉体的ストレスが増加した時、細菌やウィルスに感染した時、精神的な疲れが増加した時に合成量が増えます。

ストレスや感染症は、体内の亜鉛や銅などのミネラルを急激に低下させてしまいます。

それを防ぐためにメタロチオネインが増大して、亜鉛の体内への貯蔵を増やそうとすると考えられています。

ただし、メタロチオネインを合成するには亜鉛を消費します。

そのため、ストレスが増加すると亜鉛不足が起こりやすくなります。

逆に、亜鉛不足が起こるとストレスへの感受性が低下しなくなってしまうので、肉体的・精神的な疲れが高じて慢性疲労うつ病などの原因になります。

こういった理由から、疲れやイライラが亜鉛不足を招くことがあるので、注意しましょう。

 

インスタント食品や加工食品には亜鉛の吸収を妨げる成分が含まれている

亜鉛が少ない食事には、インスタント食品や加工食品があります。

これらは亜鉛の含有量がもともと少ない上に、食品添加物が亜鉛の吸収を妨げたり、亜鉛を体外に排出させてしまう作用があるので不足の原因になります。

イライラしてばかりの人は、偏食のために亜鉛が不足している可能性があります。

また、イライラすると飲酒量が増えるという人も注意が必要です。

亜鉛はアルコールの分解にも関わっていて、大量にアルコールを摂取すると亜鉛を大量に消費してしまいます。

適度な飲酒であればかえって気分を明るくする作用がありますが、過度な飲酒は慎んだほうがいいでしょう。

肉体的・精神的な負担を感じたら、亜鉛不足を疑ってみましょう。

不足しているようであれば食品から取り入れるか、サプリメントで補うのとよいでしょう。