亜鉛の吸収を妨げる成分であるフィチン酸とポリリン酸が亜鉛不足を起こす

亜鉛は私の身体に欠かせない栄養素です。

しかし、最近、亜鉛不足の方が増えているようです。

亜鉛が不足すると、味覚障害など様々な影響があります。

なぜ、亜鉛不足になりやすいのでしょうか。

食品の中には、亜鉛の吸収を阻害するものもあります。

その原因と対処方法についてご紹介します。

亜鉛の吸収を妨げる成分であるフィチン酸とポリリン酸が亜鉛不足を起こす

フィチン酸ポリリン酸は、亜鉛と結合して亜鉛の吸収妨げる成分です。

この2つの成分は、スナックやインスタント食品に含まれています。

フィチン酸は、練り物製品を筆頭に、ほとんどの加工食品に使われています。

インスタント食品や加工食品には、ほとんど亜鉛は含まれておらず、亜鉛を外に追い出してしまう作用があります。

インスタント食品や加工食品に偏った食生活をすると、亜鉛不足の状態になってしまいます。

 

亜鉛の吸収を阻害してしまうその他の食品

コーヒーや紅茶、緑茶の一番茶にも亜鉛が含まれています。

しかし、一緒に入っているタンニンが亜鉛の吸収を阻害してしまいます。

そのため、食後にコーヒーを飲む習慣は亜鉛の吸収を妨げる要因になります。

また、食物繊維も過剰摂取すると鉄、銅、亜鉛などのミネラルを吸着して吸収を妨げる働きがあります。

通常の食事で食物繊維が過剰摂取になることはあまりありませんが、サプリメントからの過剰摂取に注意したほうがよいでしょう。

カルシウムも過剰摂取した場合に、亜鉛の吸収を妨げてしまいます。

 

加工食品に過度に依存した生活が亜鉛不足に繋がる

現代人は亜鉛不足の人が多いですが、その背景には栄養バランスの崩れた偏った食事があります。

インスタント食品などは、手軽で美味しく感じられるものが多いです。

しかし、こればかり食べていると亜鉛の吸収を妨げる成分を摂りすぎたり、排出する成分を摂り過ぎて亜鉛不足を引き起こしてしまう可能性があります。

加工食品を完全に排除することは難しいですが、できるだけ食品添加物の含有量が少ないものを食べるようにしましょう。

そして、積極的に亜鉛が多いものを食べるたり、サプリメントで補うといいでしょう。

亜鉛が多く含まれているおすすめの食品は次のものです。

  • チーズ
  • 豚肉
  • 牛肉
  • 干し椎茸
  • パセリ
  • ごま
  • 牡蠣
  • わかめ

豚肉は安くてボリュームが多いので、普段使いの食品として利用しやすいです。

また、納豆にも亜鉛が多く含まれています。

 

亜鉛不足の症状の一つに味覚障害

亜鉛は、ミネラルの中でも不足しやすい栄養素です。

亜鉛不足になると、味覚障害や皮膚の乾燥、細胞分裂の働きが弱まることによる脱毛などの症状が引き起こされます。

亜鉛は、元々吸収率が良くありません。

きちんと摂取しているつもりでも、実際には不足していることが多いようです。

亜鉛不足により起こる症状として、味覚障害が有名です。

 

亜鉛不足によって味覚障害が起きる理由

舌には味覚を受容するものがあり、それが脳神経に味を伝えます。

しかし、亜鉛不足になると細胞分裂が活発に行われる味覚を受容している部分が感覚細胞としての機能を失い、正常に味を感じることができなくなります。

また、味覚を受容する部分において生理的な機能を担っているガストリンにも亜鉛が深く関わっています。

そのため、味覚を感じにくくなったら真っ先に亜鉛不足を疑わなければなりません。

 

亜鉛不足の要因

亜鉛不足の要因には、亜鉛の吸収率が悪いという問題もありますが、それよりも考えなければならないのが食生活の乱れです。

過度なダイエットをしたり、外食やインスタント食品ばかりになっていたりすると、食品添加物の影響によって亜鉛の取り込みが上手く行われません。

それ以外にも、毎日アルコールを摂取する人や薬を服用している人は不足してしまう恐れがあります。

体内に入ったアルコールを分解する際には、亜鉛が使われるためです。

薬の種類によっては、亜鉛の吸収を阻害してしまうものがあります。

亜鉛は、魚介類や海藻類、肉類に豊富に含まれていますので、普段の食事に取り入れることは難しくありません。

吸収率を高めるためには、ビタミンCクエン酸を一緒に摂るのが有効であり、効率良く取り入れるとよいでしょう。

 

気になる亜鉛の吸収率と体内での吸収のメカニズムとは

亜鉛は、人の必須ミネラルの一つで、毛髪や肝臓、腎臓に多く存在しています。

体内での主な働きは、以下のようなものです。

  • 骨の組織の強化や味らいの形態維持
  • 肝臓におけるレチノールタンパク質の合成
  • 皮膚の正常化保持
  • 性腺の発育や機能保持
  • 性腺刺激ホルモンや種々の性ホルモンの分泌維持
  • 糖代謝
  • インスリンの合成

なかでも亜鉛は、細胞増殖などの新しい細胞が生成されるときに必要な成分です。

肝臓は、自分が傷ついたときに回復する自己再生機能を持っていて、亜鉛が必要となってきます。

肝臓での吸収のメカニズムは、飲酒や喫煙、偏った食生活、運動不足、ストレスなどさまざまな原因によってダメージを受けます。

 

肝臓でアルコールを分解する時に亜鉛を消費します

なかでもアルコールは、血液中にとけ込み、肝臓の酵素であるアルコール脱水素酵素によって、アセトアルデヒドに変換されます。

アセトアルデヒドは、人体に有害な物質で、アルコールよりも毒素の強い物質で、人体への影響が懸念されています。

アセトアルデヒドは、肝臓の酵素の働きによって、無害な者に変えられます。

慢性的にアルコールを摂取し続けると、体内での解毒酵素であるCYP2E1の働きが高まり、大量の活性酸素が発生してしまいます。

活性酸素は、老化を促進させる物質で、肝臓にダメージを与え、肝硬変や肝ガン、急性肝障害、慢性肝障害などを引き起こす可能性もあります。

アンモニアは、アセトアルデヒドと同じように、強い毒性を持っています。

肝臓はアンモニアを尿素に分解・代謝させる働きがありますがアンモニアの分解に必要なのが亜鉛となります。

 

亜鉛を効率よく摂取したい場合はサプリメントがおすすめ

亜鉛は、牡蠣肉類乳製品ナッツなどに多く含まれています。

しかし、消費の早い成分のため、毎日食事だけで必要量を摂取しようとするのは大変です。

また、調理方法によっては、栄養素が失われてしまうこともありますから、効率よく摂取するならサプリメントが効果的です。

サプリメントなら、必要量を手軽に摂取することができ、低カロリーで摂ることができ、吸収率も高いというメリットがります。